サピックス 上位クラスから落ちる代表的な4つのパターン

こんにちは、管理人リリーです。

サピックスは、成績順でクラスが分かれます。組み分けテスト・マンスリーテストが定期的にあり、その時の成績でクラスが再構成されます。クラスがそのままの子もいるでしょうし、急上昇する子や急降下する子ももちろんいます。

自分の子供は上の方のクラスになってほしい、できればアルファクラスと呼ばれる上位クラスに・・・

と考えるパパママも多いはず。当然のことながら、勉強はできないよりできてほしいですもんね。

そして、何度もクラスが再構成され、上位クラスからどうしても落ちてしまう子が出てきます。サピックスを調べたりしているうちに代表的な4つのパターンがあるのではないか?と私は考えました。

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①入室テストで実力以上の点数が取れてしまった子

これは入室テストとの相性が良かった場合に起こりうることです。

テストは水物とはいえ、解き方を知っている・やったことがある問題が多いと、思っていたより点数が取れてしまうことがあります。

これはその後のテストで実力相当の点数を取ると、当然実力相当のクラスに落ち着くというパターンです。

②過去問で対策している子

サピックスの過去問はメルカリやヤフオクで購入することができます。

>>メルカリで「サピックス 組み分けテスト」と検索

>>ヤフオクで「サピックス 組み分けテスト」と検索

売れているものも多数ありますので、一定数の需要があるのでしょう。

これから受けるテストの過去問を一度でも解いておくとかなり有利な状態でテストに臨むことができます。この時期に必要な知識の量と決まっているはずですので、どうしても毎年同じような内容のテストになります。

そして、無事テストで実力以上の点数を取ることができれば、上位を取ることができる子が多いでしょう。

過去問と聞くと、「受験校の過去問に取り組むこと」のようなものなのかな?という考えが頭をよぎる方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、私は別物と考えます。

受験校の過去問に取り組むこと

6年生の秋頃に取り組み始めます。自分の志望校の過去問に取り組むことによって、どんな問題傾向なのか?残りの期間はどこを強化するべきなのか?どんな人物像を求めているのか?様々な視点から考察することが出来ますし、問題との相性も確認することが出来ます。

塾のテストの過去問を用意して取り組むこと

メリットは上位クラスを目指すことができ、その子のモチベーションにもつながること。

デメリットは、本当にその子の実力なのか?という点がいつでもつきまとってしまうことです。サピックスの上位クラスに行くことが目的になっていませんか。

サピックスはあくまでも中学受験の一つの手段でしかありません。実力で上位クラスが取れないならば、自分の実力相当のクラスで頑張るしかないのです。

テストが良くても悪くてもその子の実力。その実力を更に高めるべく、出来なかった問題に注目し、更に磨きをかける必要があります。

また、サピックスはたった1つの間違いがクラスを左右することに繋がります。漢字や計算など、ちょっとしたことで点数を落としてしまった、それが原因でクラスが下がってしまうということもあり得るのです。

クラス落ちを経験することで、一問の大切さが分かり、漢字や計算の大事さを身にしみて感じて取り組むことができるようになります。ですので、クラスが落ちることは決して無駄ではないのです。

そして毎回同時期の過去問を入手することもなかなか難しくなっていくのではないでしょうか。ただでさえ塾代がかかるのに、テストのたびにかさむ費用はできるだけ避けたほうがいいです。ここはお金をかけるべきではないところです。

③周りがぐんぐん伸びてきて押し出される

自分が勉強し続けて学力をつけていても、周りの子がそれ以上に伸び率が高いと、上位クラスから押し出されてしまいます。

サピックスは勉強についていけない子達が学年が上がるにつれて辞めていく塾です。

サピックスは、低学年では人数がある程度集まると募集停止になってしまう地域もあるくらいですが、高学年になると辞めた子の空きが出てきます。そこに他塾から入塾してくる優秀な子が一定数います。

そうなると、特に上位クラスのボーダーギリギリにいる子は、自分が頑張っていても上位クラスの人数内に入ることが出来なければ、残念ながら押し出されてしまうのです。

④不真面目だった男子にエンジンがかかり成績が安定→女子を押し出す

中学受験は、精神年齢が高い子が有利であると言われます。また、個人差はありますが、一般的に女子は長期戦、男子は短期戦とも言われますね。

それは女子が精神年齢が高めの子が多く、塾に入る前からコツコツ努力ができる子が多いこと。そして男子は成長に伴い体力もついてきて、後からエンジンをかけることができると解釈しています。

また、男子は最初からコツコツと努力できる子はまれなのではないでしょうか。エンジンがかかった時、今まで疎かにしていた分野をしっかり学習することで成績が安定。そうすると成績が上がった男子が女子を押し出す現象が起こります。

上位クラスでは女子が男子より少なめ、それに準ずるクラスでは女子のほうが多め、という構成が実際は多いのではないでしょうか。

まぁこの男女差はサピックスだけの現象ではなく、日本全体の現象なのでしょうね。娘を持つ親として、色々考えさせられます。

まとめ

上位クラスに入れたからといってキープできる子は稀です。ただ、③と④のパターンの場合は落ちたからと言って悲観することはないのではないでしょうか。

サピックスは志望校への合格の手段の一つでしかありません。上位クラスではなくても、食いついて勉強し続けることが大切と考えます。

クラスが落ちても学ぶことは多いですし、悲観している時間がもったいないです。できることからコツコツと、実力を高めていきましょう。

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